| 僕と母さんと母さんの秘密(1) |
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※注意 読んでいい気分には決してならない小説モドキです、それでもよろしければどうぞお読みください。
僕には父さんがいない。生まれた時から母さんしかいなかった。 他の家族と少し違うのはここからだ… 僕には母さんが二人いるのだ。 “初子”母さんはさっぱりしていて男らしい。髪はショートカットでこれまた男らしいが話しやすく明るい性格だ。 “倫子”母さんは料理が得意で優しくて僕が言うのもなんだが綺麗だ。 僕は物心付いた時から、他の家族と少し違うことに気付いていた。否、気付かない方がおかしい。 初子母さんと倫子母さんはレズビアンなのだ。 それをはじめて本人たちから聞いたのは小学校四年生の時だった。友達に母さんが二人いると言ったらおかしいと言われ喧嘩した事を二人に言ったのだ。 「別にいいじゃない!二人いようと何人居ようと!どっかの国だと多妻一夫とか言って旦那一人に妻大勢とかわけ分かんない所もあんのよ!」 初子母さんは怒りを友達にではなく僕に向けた。しかし初子母さんの言っていることはいつも僕には理解できなかった。 「ねぇ、はっちゃん(倫子母さんは初子母さんの事を“はっちゃん”と呼ぶ)秋矢(ちなみに僕の名前)ももう四年生だし…本当の事を言っても良い時期じゃないかしら…」 「本当の事って?」 初子母さんがうーんと唸っていた。 「ねぇ、本当の事って?」 「五月蝿いねぇ~ちょっと黙ってなよ」 「はっちゃん!」 倫子母さんがフォローに入る。 「秋矢も気付いているかも知れないけど…ウチってちょっと他の家と違うじゃん?」 頬杖しながら口を尖らせて初子母さんは言った。 「うん。」 「ほら、他の家ってお父さんとお母さんが一人ずついるわけじゃん?まぁ、たまにどっちか居ない家族もいるけどさ、でもウチはお母さんが二人って変わっているよね。」 「うん。」 あまりに僕が真剣に聞いてるもんだから初子母さんは言いにくくなったのかまた唸りだした。 「みー(初子母さんは倫子母さんの事を“みー”と呼ぶ)助けてーどうしよーこの頃の男の子に言うのって難しいよ~」 「大丈夫よ、今言わないときっと秋矢グレちゃうよ。今の内に言っておこうよ。」 意味が分からなかった。母さんたちは僕に相当な隠し事をしているのか!とショックを受けていた。 当時の僕が男と女がいないと子供が生まれないなんて知ってるわけも無かったし。ただ、僕は二人の言葉を待っていた。 「要するに、みー母さんと私は、愛し合っているのよ!」 「うん。」 当たり前のことを言われたとの僕は内心ほっとした。 それがレズビアンだと気付くのには、それほど時間はかからなかった… 中学校に通いはじめた僕の友達はエロ本をたくさん持っていて学校に持ってきては隠れてみんなで回し読みをしていた。その本で知ったのだ。 「すげぇよな~女同士って…」 「うん…」 僕はそれ以上何も言えなかった…まさか今、この場で“すげぇ”と言われたのが母さんたちとは… そして、その時思った。母さんたちのことは誰にも知られてはいけないと。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――― サイト上の関係で一気に更新できないのが残念。 秋矢が大きくなるにつれての二人の母親への思いが変わっていくのを見てもらいたいです。
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12月18日(月)20:08 | トラックバック(0) | コメント(1) | 小説モルグ | 管理
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| 正真正銘
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 私の、ブログも読んでください。 正真正銘より
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by ta52352ta | 12月18日(月)20:23
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